「PEz POr PAz」特設ページ

こちらは、
2026年6月16日から2026年6月20日まで、
金沢21世紀美術館で開催されております
【第34回国際平和美術展】への出展作品、
「PEz POr PAz」に関する
特設ページとなっております。

2026年9月25日から
2026年9月28日までの期間は、
世界遺産である
スペイン「サン・パウ病院」での
展示が予定されております。



すでに作品をご覧頂いた方は、
作品に関してさらに知って頂き、
まだ作品を実際にご覧頂いてない方は、
このページを通して、ご興味を持って頂き、
実際に足を運んで頂けましたら幸いです。

「PEz POr PAz」



「PEz POr PAz」は、スペイン語で直訳すると
「平和の魚」という意味です。   
                   
スペイン語読みすると「ペズポールパズ」ですが、
日本語読みで「ペポパ」という
愛らしいキャッチーな響きと、
平和をテーマにした制作物から
このような題名にしました。

作品を制作するにあたり大事にしたことは、
「日本とスペインは平和についてどのように
考えているのだろう」ということでした。

同じ「平和」という言葉を前にして、
国が違えば考えることは違うだろう、
それは作品を制作するにあたって
大きなポイントになると思いました。

何冊も本を読んだりネットにある資料を
調べたりしていくうちに、
スペインは「互いの違いを違いとして認識し
尊重しながら価値観を無理に統一せず、
少しずつ譲り合うことで保たれる平和」
なのではないかなという感覚を覚えました。

これは日本の、
「個々の感覚や価値観を擦り合わせていきながら
全体的な“和”を重んじることで保たれる平和」
とは大きく異なると感じました。


これは長い歴史や国がおかれている立地、
他国の干渉、当地の変遷など、
非常に多くの影響を受けながら、
国民が生きて築いてきた感覚の違いなのでは
ないかと考えます。


作品の中央には、青海波という日本古来の
反復的な文様を切り抜いた、
立体的なドーム状の枠をはめ込みました。

これは文字通り大海を表しており、
飛魚たちがその上をたくましく泳いでいきます。

そのドーム状の枠の中には、
鏡をはめ込み、飛魚の腹側に施した
赤い色が見えるようにしました。

和の風情を感じさせる朱色は、
それぞれが表に出さずとも内に秘めている
熱い信念を表しています。

みんなで力を合わせて平和へと向かおうとする
「日本の平和」を表現しました。


周囲には、様々な青系の色を施した
七宝焼のパーツでモザイクタイルを
表現しています。
多彩な青は天候や時間によって様々に姿を変える
大海を表しています。

それぞれが一つずつ鮮やかに輝いて主張しながら、
一つの大きな価値を作り上げていく
「スペインの平和」を表現しました。

外枠のアーチ形状は、
スペインを代表する偉人ガウディの建築の
特徴のひとつである
パラボラアーチへのオマージュです。

ガウディ死後100年であり、
サグラダファミリアのメイン塔完成の
メモリアルイヤーでもある
2026年の作品として
是非とも挑戦したいデザインでした。



メインモチーフである飛魚です
こちらの画像は釉薬を乗せて
焼成する前の状態です。
焼成すると釉薬が溶けて
照り艶のある状態なります

焼成後の美しい照り艶のある
状態になった飛魚を
青海波のドーム枠に乗せます

周囲には、様々な青系の色を施した
七宝焼のパーツで
モザイクタイルを表現しています

多彩な青は天候や時間によって
様々に姿を変える大海を表しています

それぞれが一つずつ鮮やかに輝いて
主張しながら、一つの大きな価値を
作り上げていく
「スペインの平和」を表現しました。


ここまでご覧くださり、誠にありがとうございます。
今回2度目の美術展用の作品制作になりましたが、
テーマをしっかりと決めながら
納得のいくものが作れました

普段のジュエリー制作では、経験しないような制作方法や、
考え方やプロセスを経て
今後のジュエリーのデザインや制作にも、良い影響があると思えた作品作りになりました
今後挑戦したい制作方法やデザインもたくさん見つかりました。
このような機会をいただけて、感謝しています。

これからも、ご覧くださる方々に楽しんで頂ける作品制作に取り組んで参りますので、
応援して頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いいたします。

Philliamm 阪本